皆さま、こんにちは!いつも「Terroir.media」をご覧いただき、ありがとうございます。
「Terroir.media」は、個性と魅力あふれる日本のワイナリーを紹介するWebメディアです。日本全国のワイナリーにインタビューを実施して、こだわりのぶどう栽培やワイン造りを徹底取材してお届けしています。まだお読みいただいていない記事がありましたら、ぜひチェックしてください。
お待たせいたしました!本日は、日本のワイナリーを表彰するアワード「Terroir.awards 2024」の受賞ワイナリーを発表いたします!
「Terroir.awards」は、日本のワイナリー応援メディア「Terroir.media」が、これまでに紹介したワイナリーにスポットを当てる、日本のワイナリーのための祭典です。
▶︎「Terroir.awards 2024」の趣旨について
「Terroir.awards 2024」を通じて、「Terroir.media」がどのようなことを実現させたいかを紹介します。
◆Mission
「日本ワイン」を普及させることが、私たちの使命です。
◆Vision
「日本ワイン」を普及させるために、「Terroir.media」は日本の「ワイナリー」にフォーカスし、「ワイナリー」の魅力をより多くの人に伝えます。
◆Value
「Terroir.media」にて2023年にワイナリー紹介記事が掲載されたワイナリーにスポットを当てます。
より多くの人に、日本のワイナリーの素晴らしさを知ってもらいたい。
日本でワインを造る人たちの努力を知ってもらいたい。
日本ワインをたくさんの人が楽しむきっかけをつくりたい。
日本各地のワイナリーに訪れるきっかけをつくりたい。
このような思いで日本のワイナリー情報を発信している「Terroir.media」。
日本のワイナリーにさらにスポットを当てる機会を設けたいと、2023年より「Terroir.awards」を開催。日本ワイン普及に貢献し、さらには日本ワインを「文化」として定着させることが狙いです。
▶︎「Terroir.awards 2024」審査対象ワイナリー
審査対象は、2023年に「Terroir.media」にワイナリー紹介記事を掲載した88のワイナリーです。
▶︎5つの大賞受賞ワイナリーの発表
それでは、「Terroir.awards 2024」で設けた5つの大賞の受賞ワイナリーを発表いたします!
『持続可能大賞』
自然との調和を大切にし、循環型農業システムを積極的に取り入れるワイナリーを選出しました。
受賞ワイナリー:ドメーヌヒデ(山梨県)
ドメーヌヒデ(山梨県)
ぶどうの搾りかすを堆肥として使用。土壌の酸性化を防ぐため、ぶどうの枝を炭化させた「炭化枝」を作り土壌に撒くことで、土壌成分を中和、脱炭素社会実現を目指す。「月の満ち欠け」や「潮の満ち引き」を生かしたぶどう栽培を行い、農薬不使用を実現。
持続可能大賞にノミネートされた4ワイナリーの記事もぜひご覧ください!
『地域密着ワイナリー大賞』
地域との連携を大切にし、地域経済の活性化に積極的なワイナリーを選出しました。
受賞ワイナリー:南三陸ワイナリー(宮城県)
南三陸ワイナリー(宮城県)
東日本大震災で甚大な被害を受けた南三陸町で、地元食材と生産者を繋ぎ、地域経済活性化を目指す。毎年恒例となる「志津川湾海中熟成ワイン引き上げイベント」や「ワインツーリズムさんりく」、都内でのメーカーズディナー等イベント開催にも積極的。
地域密着ワイナリー大賞にノミネートされた4ワイナリーの記事もぜひご覧ください!
『新進気鋭大賞』
新規参入、かつ創業時期とぶどうの栽培開始時期が2020年以降のワイナリーを選出しました。
受賞ワイナリー:ドメーヌミカヅキ(岩手県)
ドメーヌミカヅキ(岩手県)
高校時代に地元陸前高田で東日本大震災を経験した及川さん。地元を復興させたいと20代で起業。ぶどう品種をアルバリーニョに絞り栽培。持続可能な農業を目指して栽培技術をマニュアル化し、誰もが参加可能な農業を目指す。シードル売上の一部を能登半島地震に寄付。
新進気鋭大賞にノミネートされた4ワイナリーの記事もぜひご覧ください!
『ワイナリーが気になるワイナリー大賞』
「Terroir.media」で今までに取材したワイナリーが選ぶ、「ワイナリーが気になるワイナリー」にフォーカス!ワイナリーからの投票が最も多かったワイナリーを大賞として選出しました!
「Terroir.awards 2024」では2ワイナリーが同票を獲得したので、2ワイナリーを大賞といたしました!
受賞ワイナリー:ドメーヌ タカヒコ(北海道)
ドメーヌ タカヒコ(北海道)
目指すワインは「田舎の祖父母の家に遊びに行ったときに感じる香り。土瓶蒸しのような、じんわりと染み渡るお出汁の味」。地域の味を失いかけている日本の食文化に警鐘を鳴らし、ワイン造りを通して、日本の食文化の素晴らしさを世界中に発信し続ける。
受賞ワイナリー:機山洋酒工業(山梨)
機山洋酒工業(山梨)
甲州市塩山にて1930年代からワイン造りを開始。健全なぶどうを糖度がもっとも高い状態で収穫し、現代日本人の多様な食文化に寄り添うワイン造りをおこなう。「日常にそっと寄り添うワインに求められるクオリティ」を追求し、時代を超越したブランドイメージを確立。
ワイナリーが気になるワイナリー大賞にノミネートされた6ワイナリーの記事もぜひご覧ください!
『「Terroir.media」大賞』
「Terroir.media」を運営する株式会社Henry Monitorが、独断と偏見で選定した「このワイナリーの取り組みにぜひフォーカスしたい!」というワイナリーを選出しました。
受賞ワイナリー:サントリー登美の丘ワイナリー(山梨)
サントリー登美の丘ワイナリー(山梨)
受賞理由:
登美の丘のテロワールを徹底的に追求。気候変動にも柔軟に対応し、高付加価値化を実現。日本ワインのブランド価値と品質の向上を目指し、他社とも積極的に協働しながら、非常に価値ある取り組みをおこなうワイナリーである。
各大賞に選ばれたワイナリーの皆さま、おめでとうございます!
各大賞に選ばれたワイナリーには、トロフィーを順次発送いたします。
また、今後受賞コメントを頂戴し、「Terroir.media」記事内でご紹介したいと思います。
こちらの記事も、どうぞお楽しみに!
▶︎「Terroir.awards 2024」審査員のコメントをご紹介
◆社内審査員 小松隆史
株式会社Henry Monitor 代表取締役CEO
株式会社小松精機工作所 専務取締役
株式会社ナノ・グレインズ 代表取締役
2023年のワイナリーの活動は、気象面で雨が少なく晴天候に恵まれたことから非常に条件が良いという話も聞かれましたが、その取り組みは、各地の特徴があり品質と独創性の両面で優れていました。まず第一に、彼らのワインの品質は非常に高く、取り組みの一貫性に注目しました。
各ワイナリーは伝統的な技術と革新的な手法を巧みに組み合わせています。特に新進気鋭ワイナリーの新しいアプローチは、業界に新しい風を吹き込み、同時に伝統的なワイン製造の価値の再評価につながっています。特に、彼らの持続可能な生産活動は称賛に値します。
さらに、ワイナリーは地域の特性や風土を最大限に活かしたワインを生産しています。彼らのワインは、土壌や気候、そして丹念な手作業の結果として生まれたものであり、それが品質に反映されています。
最後に、ワイナリーの皆さんと地域との密着は情熱と信頼に溢れており、熱意と努力は彼らのワインに感じられる深い愛情と一致しています。これらの要素が組み合わさって、彼らのワインは本当に特別なものになっています。
総括すると、2023年の日本ワイナリーの活動は非常に成功していると断言できます。彼らの品質、革新性、地元への貢献に対して賞賛に値する努力を払っています。今後の成長と発展に期待を寄せつつ、これからの活動を楽しみにしています。
◆社外審査員 ローソン宏美様
Love Japan Wine主宰。フード・コーディネーター
総合旅行業務取扱管理者
昨年、第一回となるTerroir.awards の表彰式に参加した際、「日本ワインを普及させることが使命」というメッセージに深く共感し、また、ユニークな賞の設定も魅力的に感じました。このたびは甚だ非力ではありますが、審査員を務めることになりました。
私にとって日本ワインの普及活動はボランティアのライフワークであり、SNS を使った情報発信や業界団体、個人への支援等の側面から日本ワインを支える活動をしています。
今回の審査では、ワイン自体の品質が適正であることはもちろんですが、ワイナリーと地域社会の結びつきや、SDGsにどのように貢献しているかも重要なポイントでした。新興ワイナリーについては、経験が浅い中でも、その将来性を推測し、期待値をもって評価しました。どのワイナリーも目標に向かい、互いに高め合っている姿には感銘を受けました。「日本ワイン」の認知が高まり、ワイナリーの数が増える中、希少なワインだけでなく、小規模ながら質の高いワインを生み出そうとする人々の努力にも注目しています。
このアワードを通じて、日本ワインの魅力をより多くの人に伝え、日本ワインの発展の 一翼を担うことができればと思います。
◆社外審査員 Michi Aki様
ワインバー『アンビション』店主
近年の日本ワインの成長は著しく、全国各地で次々と個性豊かなワイナリーが誕生し、国際ぶどう品種も多岐にわたって栽培されるようになりました。
世界各国で栽培されている品種からその国ならでは品種も日本の全国各地で栽培され、また日本ならではの品種も次々と誕生するなど、多様性に富んだワインが次々と生まれていると感じます。
フランスの一流生産者が日本でワイナリーを構えたり、ブルゴーニュはじめアジア各国で行われた日本ワインイベントも大好評だったようで、日本ワインの注目度が世界的に集まっているのも嬉しい限りです。
そんな勢いのある日本のワイナリーを多く取材されているTerroir.mediaによるTerroir.awardsに審査員として参加させていただけたのはとても貴重な経験で、大変光栄に思っております。
ジャンルは違いますが比較的歴史の浅い日本のウイスキーも今や世界五大ウイスキーと呼ばれるように、 和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたように、 日本ワインもまた、今後更に世界で注目され、主要ワイン産地と肩を並べて発展していくことを切に願っておりますし、とても楽しみにしております。
▶︎お知らせ
「Terroir.media」では、2020年12月の開設以降、記事を掲載したワイナリーの軒数が190軒を越えました。
今回、第2回となる「Terroir.awards 2024」をweb上で開催するにあたり、この3年間の「Terroir.media」のインタビューの成果を、レポートとして皆様にご提供いたします。
次回以降、webメディア「Terroir.media」にて、レポートを掲載いたします。レポートは下記のように構成されています。
- 第1章 日本ワインの現在地
- 第2章 「Terroir.media」インタビューの特徴と各ワイナリーの取り組みをご紹介!
- 第3章 「Terroir.awards 2024」受賞ワイナリー・ノミネートワイナリーの取り組みをご紹介!
各ワイナリーの取り組みをダイジェスト版でご紹介する第2章、さらに「Terroir.awards 2024」受賞ワイナリー・ノミネートワイナリーをご紹介する第3章は、十分読み応えのある内容になっています。
どうぞ、お楽しみに!
▶︎まとめ
「Terroir.awards 2024」の各大賞にノミネートされたワイナリーの皆さまからは、「励みになる」「これからもよいワインを造ることを目指して頑張りたい」とのお声をたくさんいただきました。
日本の独特な気候条件のもと、ワイナリーの皆様は日々さまざまな工夫を凝らし、その土地の「テロワール」を表現したワインを心を込めて造っています。
私たちが住む日本の地で造られる日本ワインの素晴らしさをもっと多くの方に伝え、「Terroir.media」を通して、日本ワインを「文化」として定着させていきたいと考えています。
「Terroir.media」は来年以降も「Terroir.awards」を継続開催し、日本のワイナリーにスポットを当て、日本ワインの普及に貢献いたします。
「Terroir.media」では、引き続き日本全国のワイナリーの魅力を発信していきます。
これからも、「Terroir.media」のコンテンツをどうぞお楽しみに!
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