四季を通じて様々な表情をみせる雄大な自然

「テロワールを存分に感じられる個性的なワイン」

記事一覧

まだ知らない日本ワイナリーの魅力がそこにある

「造り手たちの極上の一滴に懸ける熱い想い!」

特集記事

悠々たる時の流れとどこまでも続くぶどう畑

「テロワールを最大に感じるワイナリーの挑戦」

追跡!ワイナリー最新情報!

ぶどうの味や香り、風味がそのまま薫るワイン

「熟成を得て静かにその時を待っている」

記事一覧
カベルネ・フランを使った赤ワイン「エチュード」も、若林さんこだわりの1本である。カベルネ・フラン50%、メルロー50%の混醸で1年間樽熟成。心地よい果実味と酸味があり、柔らかなタンニンとしなやかな舌触りが魅力だ。
ゆっくりと過ごすひと時のお供にぴったりの「エチュード」には、長期熟成させたバージョンもあるそうだ。24か月熟成と36か月熟成の「エチュード」は、カベルネ・フラン特有の青い香りが抜けて、さらにまろやかでバランスのよい味わいになる。深みのある味わいのワインが好みの場合には、長期熟成タイプをお試しいただきたい。

https://terroir.media/?p=9166
@feel.terroir
ノーザンアルプスヴィンヤードを代表する品種のシャルドネだが、実は自社畑のシャルドネは、若林さんが想定していたイメージとは異なる味わいに育っているそうだ。
「最初はシャブリのような味わいのシャルドネのワインを造ることをイメージしていました。ステンレスタンクで造る、キリッとしたシャープな味わいのワインを造りたかったのです。しかし、出来上がったシャルドネのワインを試飲してみると、南国フルーツを思わせるフルーティーで豊かな果実味が出たことにに驚いてしまいました」。
フルーティーなシャルドネになったのは、植栽したシャルドネのクローンが持つ特性だったという。予想外の風味を生かすため、考えた末に新しい樽を使って樽香をふんだんに付けた「樽ドネ」を造ることにした。樽香に負けない果実味が感じられる「プライベート・リザーブ・シャルドネ」は、今ではノーザンアルプスヴィンヤードのフラッグシップともいえる人気の銘柄だ。

https://terroir.media/?p=9166
@feel.terroir
ノーザンアルプスヴィンヤードは、自然農法への取り組みを今後も継続していくつもりだ。
「ゆくゆくは自然農法に近い形でやっていけたらと思っていますが、レインガードを導入したり、残留農薬の問題を解決したりと、物理的な畑の改良が引き続き必要です。そのため、完全に移行するには10年以上かかると考えています」。
現状はナチュラルワインや自然派ワインを名乗れる段階ではないものの、小さな区画で試験的な取り組みを進めているところだ。化学肥料や殺虫剤を使わない栽培方法は既に確立し、石灰を使った土壌改良にも取り組んでいる。

https://terroir.media/?p=9166
@feel.terroir
続いて、もうひとつの製品である「固定式センサー」についても見ていこう。固定式センサーは従来の土壌分析と同じく、畑で採取した土をラボに持ち帰って分析する際に使用するタイプの「据え置き型センサー」である。屋外でのセンサー使用は湿気やほこりなどの要因から影響を受けることもあるが、屋内は環境が安定しているため、より正確な測定が可能だ。
Henry Monitorの固定式センサーは、検査方法こそ従来式の装置と似通っているが、杖型と同様に、測定スピードが非常に早いという特徴がある。1サンプルの測定に要する時間は15秒程だ。
「土壌分析サービスを提供してる企業さんに弊社のセンサーを導入いただければ、大きなメリットを感じていただけるでしょう。これまでだと1週間ほどかかっていた検査が、たった15秒で終わるのです」。

https://terroir.media/?p=9220
@feel.terroir
Henry Monitorが数年かけて開発を進めてきた土壌センサーは、2025年4月にデモ機のリリースを迎えた。ここで、製品化した2種類の土壌センサーについて詳しく紹介したい。持ち運びに優れた「杖型センサー」と、より精度が高い「固定式センサー」である。
まず杖型センサーは、長い棒の先端に付いたセンサーを土に当てることで瞬時に数値を取得できる。計測を思い立ったらすぐに使える、取り回しのよさが強みだ。
「自社で保有している畑で使用して、実証実験を重ねました。圃場の気になる箇所のみのチェックにも使えますし、広範囲な土壌マップを作るのにも活用できます。杖型センサーで圃場を等間隔に計測すると、どの場所にどんな成分が集中しているかなど、スポット単位で土壌の状態を見える化できるように、さらに改善しています」。

https://terroir.media/?p=9220
@feel.terroir
今回は、ワイナリー紹介専門Webメディア「Terroir.media(テロワール・ドット・メディア)」を運営する「株式会社 Henry Monitor(ヘンリーモニター)」について紹介したい。
Henry Monitorは、長野県諏訪市で精密機械部品の製造を手がける「株式会社 小松精機工作所」からカーブアウトした企業だ。「目に見えないものを、センサーとAIを活用して見えるようにする」というミッションを掲げ、磁気の状態を検知することでさまざまな情報を取得できる「磁界式センサー」の開発に特化して歩みを進めてきた。
企業活動をおこなう中で多くのワイナリーと繋がり、日本のワイナリーおよび日本ワインのすばらしさを知ったHenry Monitorは、日本のワイナリーの魅力を伝えたいという思いから、2020年12月に「Terroir.media」を創刊。2025年現在までに220社以上のワイナリーへのインタビューを実施し、紹介記事を制作してきた。
小松精機工作所の専務取締役、研究開発部部長であり、Henry MonitorのCEOを務める小松隆史に、Henry Monitorの設立の経緯とこれまでの歩みについてインタビューした。

https://terroir.media/?p=9220
@feel.terroir
no.505 Hiroshima Wineryのワインが独創的なネーミングを採用しているのは、海外市場で興味を持ってもらいやすくするためでもあると尾藤さんは話す。
「ワインボトルに書いた文字が、日本的なイメージを膨らませるのに役立ちます。ひらがなや漢字を使うことは、外国の方たちがno.505 Hiroshima Wineryのワインに興味を持って、手に取るきっかけのひとつになるでしょう」。

https://terroir.media/?p=9164
@feel.terroir
気になるネーミングのワインがたくさんある中で、ひときわ目を引くのが「おとうさん」と「おかあさん」。今回は、赤ワインの「おとうさん」にスポットを当てよう。
使用しているぶどうは、自社畑で栽培したブラックビート、藤稔、ピオーネだ。透き通ったスミレ色が美しく、軽めのタンニンで飲みやすい味わいに仕上がっている。
「酸と甘さのバランスがよく、栓を開けた瞬間にスパイシーで野性味のある香りが広がります。やんちゃなお父さんというイメージですね」。

https://terroir.media/?p=9164
@feel.terroir
「青い軽トラ」という銘柄は、収穫したぶどうを運ぶ軽トラックの色が青かったことが名前の由来。ぶどうを栽培したのは、社会福祉支援施設の利用者たちだ。
メインとして使用している品種はマスカット・ベーリーAで、その他に、自社畑で栽培した藤稔、高妻、クイーンニーナ、安芸クイーン、ピオーネも使用している。味わいについて、新井さんから紹介いただいた。
「マスカット・ベーリーA特有のチャーミングさに、生食用ぶどうが加わったことで、果実味を存分に生かした華やかな香りが出ました。アルコール度数は10%と低めなので、カジュアルに楽しんでください」。

https://terroir.media/?p=9164
@feel.terroir
ワインの顔といえるエチケットにも、秋保ワイナリーならではのこだわりを垣間見ることができる。例えば、ヤマソーヴィニヨンのワインのエチケットに描かれているのはイノシシで、ジビエ料理と好相性であることを表しているそうだ。
「エチケットでは、秋保の自然環境も表現しています。白ワインのエチケットに描いた魚は、秋保の渓谷で獲れる川魚をモチーフにしたデザインです」。
また、2023年ヴィンテージのソーヴィニヨン・ブランのワインのエチケットデザインには、秋保の山で取れる山菜を採用。数人のソムリエが試飲し、えぐみのある山菜と合うワインだという感想をもらったためだ。
「開業から10年という節目の年でもあるので、また新たな気持ちでスタートを切り、さらなる進化と新たな取り組みに挑戦したいと思っています」。

https://terroir.media/?p=9071
@feel.terroir
2023年ヴィンテージには、初めてソーヴィニヨン・ブランを仕込んだ。2024年には醸造量を増やし、Nagiさんの指導によってさらに香りが際立つ仕上がりとなっている。
ヨーロッパ系品種を使った新たな銘柄がラインナップに加われば、合わせる食材や料理の幅も広がる。毛利さんが思い描く「食とワインのマリアージュ文化」もさらに豊かになるだろう。

https://terroir.media/?p=9071
@feel.terroir
毛利さんに、おすすめの銘柄を挙げていただいたので紹介していこう。
「2024ヴィンテージでは、『新たな挑戦』と『ワインを楽しむ』をコンセプトに、『NEO TRAIL(新しい道)』という新たなシリーズをリリースしました。オレンジワイン、無濾過、スパークリングワイン、自社ぶどうを野生酵母で発酵させたワインなどです。ラベルも一新し、これまでとは異なったチャレンジングなワインになりました」。 

https://terroir.media/?p=9071
@feel.terroir