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世界のワインに挑戦するという明確な目標を掲げ、リスクも取りながら新しいチャレンジを続けているのが高畠ワイナリーの魅力。地域に根差し、町とともに発展しようと尽力しているのも愛される理由のひとつだろう。
高畠ワイナリーのワインを初めて味わうなら、国際的なワインコンテストで評価されるまでに成長したシャルドネを選びたい。これまで東北産のワインにはあまりなかったトロピカルフルーツの果実味や香り、フレッシュな酸味に心を奪われるだろう。
また、トライ&エラーを繰り返しながら着実にレベルアップを遂げている赤ワインも見逃せない。特にカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインは、次のヴィンテージのリリースが待ち遠しくなるほど。ボルドーファンは飲み比べを楽しんでみたい。

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@feel.terroir
高畠ワイナリーの今後の取り組みや未来への展望について、広報担当の高橋さんにお話しいただいた。
「世界に匹敵する品質のワインを100年かけても造るという『100年構想』を掲げて、ワイン造りをおこなっています。しかし、高畠ワイナリーだけが発展すればよいというわけではありません。『高畠』という地名を冠している以上、高畠町と契約農家さんたちとともに豊かになりたいのです。原料がなければワイン造りはできませんから、高畠町が誇るぶどう栽培という産業への恩返しがしたいですね」。
町の名前と産業の知名度を上げ、地域に貢献できる存在になることが、高畠ワイナリーの思い描く理想の未来像なのだ。

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契約農家にシャルドネの栽培量を増やすよう依頼するなど、本格的に専用品種でのワイン造りに向き合うようになったのは2005年頃からのこと。一方で、もともと造っていた甘口ワインの製造も継続した。
「いろいろなジャンルのワインを満遍なく造ることが会社の方針でした。そして、どの分野においても、自分たちが納得できる上質なワインを目指すことも大切にしてきたのです。どのような味を目指すかではなく、常においしいワインを造るのがモットーですね。少し特殊な視点を持つワイナリーだと思います」と微笑む松田さん。
では、松田さんが感じるおいしいワインとはどのようなものなのか。そう尋ねると、「甘みを感じるワイン」だという答えが返ってきた。

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ソーヴィニヨン・ブランのワイン「立野原ソーヴィニヨン ブラン 2023」も、Domaine Beauの自信作だ。
「『立野原ソーヴィニヨン ブラン 2023』は、糖度が22~23℃で果皮が黄色くなるまで完熟させたぶどうを使っています。ステンレスタンクで熟成させており、クリアな味わいが魅力ですよ。グアバやパイナップル、柑橘などの香りが特徴で、富山県の特産品である白エビを使ったかき揚げによく合います」。
「立野原ソーヴィニヨン ブラン 2023」は、キリっとした酸が際立つ味わいだ。淡白な味の食材にマッチする仕上がりとなっているので、富山湾で水揚げされた新鮮なホタルイカにも合わせてみたい。

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Domaine Beauからリリース済みのワインをいくつか紹介しておこう。まず、「立野原 プリムール 2023」は、シャルドネに日本酒用の酵母である「清酒酵母」を使用した銘柄だ。「サクラアワード」で銀賞を受賞した「立野原 プリムール 2023」は、2023年11月に新酒としてリリースされた。日本酒造りに従事していた松倉さんのルーツが感じられる、興味深いワインだ。
「自社栽培のシャルドネを清酒酵母を使って醸造しました。前職の清酒醸造の際、低温管理した大吟醸のアロマにマスカット香を感じたことがあり、ニュートラルな品種と言われるシャルドネでマスカットの香りのするワインを目指しました。日本酒のような風味もほのかに感じられる仕上がりとなっています」。

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きれいな味わいのワインを実現するため、Domaine Beauでは収穫した全てのぶどうを冷蔵保存してから仕込む。2℃に設定した冷蔵庫で一晩寝かせて、しっかりと冷えた状態で仕込みに取り掛かるのだ。
「冷蔵庫で保管することで、収穫直後の新鮮な状態を維持できるのです。原料ぶどうを常温で仕込むと、野生酵母で自然に発酵が始まってしまうため、一定期間、醗酵が起きない低温状態に置き、酸化や微生物汚染を防いでいるのです」。
また、病果をしっかりと取り除いた状態の果実のみを利用することにも気を配っている。まずは畑で収穫する際に病果を落とし、さらに醸造所で選果も徹底。厳しいチェックを実施しているという。

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さらに今後は、HASE de KODAWAAR WINERYのワインを、より多くの人に知ってもらうための取り組みも検討している。県内はもちろん、県外のイベントや試飲会にも積極的に参加する予定とのことなので、ワイン関連のイベントでHASE de KODAWAAR WINERYのワインに出会えるチャンスが増えるだろう。
「地域のワイナリーがいくつも集まるようなワインイベントに足を運んでいただくと、たくさんのワインが味わえて飲み比べができるのでおすすめですよ。松本市では毎年6〜7月に、『ワインサミット in 松本』を開催しており、私も参加しています。また、近隣の温泉地で実施されるイベントなどにもどんどん出かけて行き、観光PRに貢献したいと考えています」。

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醸造に関しては、新しい品種を使ったワインにも挑戦していきたいと考えているという長谷川さん。
「長野県では高齢化などでぶどう栽培を辞める人も多く、ワイン原料が手に入りにくくなっているのが現状です。そのため、これまで扱っていなかった品種にもどんどんチャレンジしていきたいですね。今のところ、マスカット・ベリーAやヤマブドウなどを検討しています」。
自分が美味しいと感じて、さらに体にもよいワインを造りたいと考えているそうだ。今後新たにリリースされるであろう、これまでにはない味わいも心待ちにしたい。

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学生時代に土壌学を学んできた長谷川さんは、ぶどう栽培をする上で、ぶどうに適した豊かな土壌作りをすることを重視している。「草は友達」というモットーを掲げ、草生栽培を採用しているHASE de KODAWAAR WINERYの自社畑では、微生物の力で土壌のポテンシャルを高めるのが基本方針だ。
長谷川さんのこだわりが詰め込まれた土壌管理ついて、直近の取り組みを紹介しておこう。
HASE de KODAWAAR WINERYの自社畑では、化学肥料を使用しない栽培をおこなっている。できるだけ自然に近い環境でぶどう栽培を実施する中、収穫後に毎年欠かさず土壌に加えているのがカルシウム資材だ。
日本では多くの土地が酸性寄りのため、果樹や野菜などの栽培をする上で、pH値を矯正することを目的として石灰を加えることがある。だが、長谷川さんがカルシウム資材を使うのはpH値を矯正する目的ではなく、「栄養分としてカルシウムを与えるつもりで撒いている」という。

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仲村さんおすすめのワインをいくつか紹介いただいたので、順に紹介していこう。まずは、甘口のデイリーワイン「飛鳥 デラウェア」だ。
「『飛鳥 デラウェア』は飛鳥ワインの看板商品です。甘口ですが、早摘みしたデラウェアを使っていますので、酸味も感じられる爽やかな味わいです。デザートワインとして楽しんでいただくのはもちろん、コッテリとした味付けの中華料理とのペアリングも美味しいですよ。よく冷やして飲んでください」。
「飛鳥 デラウェア」のアルコール度数は10%程度と低め。気軽にグイグイ飲めるのが嬉しいポイントだ。

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飛鳥ワインの醸造では、ぶどうの果実感や品種の特性を前面に出す造りにこだわっている。ぶどうの品質と風味をそのまま表現し、亜硫酸の使用も最低限に抑えている。また、古樽を使うことで、ぶどうそのものの味わいがより引き立つように心がけているのも工夫のひとつだ。
家業を継ぐことを決めるまでは、日常的にワインを飲む習慣がなかったという仲村さん。そんな自分の経験も踏まえ、ワインの世界への入口となるようなワインを造りたいと考えている。
また、多くの人に飲んでもらうには、美味しいと思ってもらえる味わいとともに手に取りやすい価格設定であることも重要だ。
「ワイン初心者の私が飲んでも美味しいと感じる、敷居が高くないワインを造りたいと思っています。一方、もともとワインがお好きな方には、上位ランクの銘柄をおすすめします。どの銘柄も品種の特徴をしっかりと表現することを目指していますので、造り手の思いを感じながら飲んでいただきたいですね」。

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創業当初は地元産のデラウェアを使用したワインの他、輸入した濃縮果汁やバルクワインも使用していた飛鳥ワイン。その後、二代目が経営を引き継いだ頃には自社畑で垣根仕立てでのぶどう栽培をスタートさせた。関西エリアではいち早くヨーロッパ系のワイン用品種の栽培を始めたのだ。
「ヨーロッパ系のワイン用品種のぶどう栽培を始めたのは、2000年頃でした。どんな品種が羽曳野市の土地に合うかという情報が全くない状態でしたので、メルローやシャルドネなどメジャーな品種をはじめとしたさまざまな品種を植えて、土地への適性を検証するところから開始したのです」。
時間をかけて栽培する品種を絞り、栽培管理の方法を年々ブラッシュアップ。次第に、ヨーロッパ系品種で造ったワインでもコンクールで入賞できるようになってきた。そして2023年には 「Japan Wine Competition 2023」 において、初の金賞獲得を成し遂げたのだ。

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