四季を通じて様々な表情をみせる雄大な自然

「テロワールを存分に感じられる個性的なワイン」

記事一覧

まだ知らない日本ワイナリーの魅力がそこにある

「造り手たちの極上の一滴に懸ける熱い想い!」

特集記事

悠々たる時の流れとどこまでも続くぶどう畑

「テロワールを最大に感じるワイナリーの挑戦」

追跡!ワイナリー最新情報!

ぶどうの味や香り、風味がそのまま薫るワイン

「熟成を得て静かにその時を待っている」

記事一覧
年ごとの気候の変化が大きい昨今では、ぶどう栽培をする上で常に状況を判断し、柔軟な対応をおこなう必要がある。ぶどうの力を信じて、できるだけ手をかけすぎない栽培管理をおこなうドメーヌ・スリエでは、2024年にはどんなぶどうが育つのか楽しみだ。
2024年以降は営業力もさらに高めていきたいと話してくれた渡邊さん。首都圏でのイベントに参加した際などに、もっとワイナリーの認知度をあげるべきだと感じることが多いのだとか。現在は公式オンラインショップでの販売と、塩尻市を中心に長野県内の酒販店での販売がメインだが、今後は県外での販路拡大も積極的に検討していく予定だ。
ドメーヌ・スリエではリリースするワインの事前告知をおこなっていないため、発売されるワインについて知りたい場合には、公式オンラインショップをこまめにチェックするとよいだろう。

https://terroir.media/?p=8331
@feel.terroir
続いて紹介するのは、「【GI長野 認定品】リースリング 2023」。「GI長野」とは、長野県産の原料を用いて県内で造り品質を保証された、長野県産の日本酒やワインに与えられる認証だ。「GI長野」の取得は、ドメーヌ・スリエのワインでは初だという。
「『リースリング 2023』は、酸が残っているタイミングで早摘みしたリースリングを使っています。早飲みタイプで、ワイン単体で味わうよりも食事に合わせることでより美味しく飲んでいただけると思います」。
ドメーヌ・スリエの公式オンラインショップでは、さまざまな料理と合う味わいだと紹介されている「リースリング 2023」。おすすめは、鶏や豚のローストやキッシュ、焼魚、魚介の天ぷら、刺身、鮨、ポテト料理とのペアリングだ。

https://terroir.media/?p=8331
@feel.terroir
ドメーヌ・スリエのメルローのワインには、5つの銘柄がある。「REVIVRE(ルヴィーブル)」シリーズとしてリリースされており、いずれもメルロー単体のワインだ。
5つの銘柄の違いは、「Ⅰ」「Ⅱ」はフレンチオーク樽熟成、「Ⅲ」「Ⅳ」はステンレスタンク、「Ⅴ」は塩尻市産のミズナラ材で作られたミズナラ樽熟成という点だ。また、「Ⅰ」「Ⅲ」は樹齢30年の老樹、「Ⅱ」「Ⅳ」「Ⅴ」は樹齢10年以内の若樹のぶどうを使用している。
さらに、「REVIVRE」シリーズには限定銘柄もある。「REVIVRE Ⅱ メルロ 古樽熟成 2021」は、濃縮感があって評判のよいワインだという。和食にも合わせやすいため、いろいろな料理と合わせて楽しみたい銘柄だ。また、「REVIVRE Ⅲ メルロ ノンバリック 2021」は、樽を使用していないため純粋なメルローの味わいが楽しめる。

https://terroir.media/?p=8331
@feel.terroir
山梨の存在感を世界に発信していくという使命は大きいものだが、笹一酒造は強さとしなやかさを持ってこれからもまっすぐに突き進む。
「はるか古代から続く富士山信仰や、日本特有の『八百万の神』の考え方は、海外の人たちにとっても非常に魅力あるものに映っています。『日本酒』や『日本ワイン』を海外に輸出すると同時に、日本の文化も正しく伝えていき、さらに日本文化が世界に認められるものになるよう価値を底上げしていきたいですね」。
富士山に守られた山梨の自然環境は、豊かな味わいの日本酒とワインを生み出す。笹一酒造は山梨にしかない唯一無二の自然と歴史、そして文化に敬意を持ち、これからも丁寧に酒を造るのだ。

https://terroir.media/?p=8297
@feel.terroir
笹一酒造の魅力のひとつに、毎年開催している「笹一新酒まつり」がある。

「日本酒とワインの新酒を同時解禁する新酒まつりを、70年ほど続けて開催しています。日本酒とワイン両方の新酒が楽しめるのは、笹一酒造だけですよ」。
「笹一新酒まつり」の開催は、11月の第1週目の週末。毎年3000人近くの人が集まるという。
また、3月31日には「ささいちの日」として、春祭りを開催。日本酒の新酒と熟成ワインが振る舞われるイベントだ。
「ささいちの日」は、天野さんが代表に就任してから新たにスタート。コロナ禍の中始まった企画だったものの、今や笹一酒造の2大祭りのひとつとして欠かせない存在になっている。

https://terroir.media/?p=8297
@feel.terroir
笹一酒造のワインブランド「OLIFANT(オリファン)」には、変化する食文化に対応しながら、現代の料理に合うワインにしたいという思いが込められている。
「オリファン」とは、ローマ神話に登場する酒と豊穣の神様「バッカス」が手にしていた象牙製の角笛のこと。命名したのは、数代目の当主と親交があった東京大学名誉教授の辰野隆(ゆたか)氏だ。「酒蔵なのだからお酒の神様に関連のある名前を」ということで付けてもらった名前なのだという。
「『OLIFANT(オリファン)』のテーマは、土地の味わいを生かしつつ、現代の食文化や人々の口に合う味わいを目指すことです。山梨県の食文化は、すべて『山』の恵みとつながっているということを表現できればと思っています」。

https://terroir.media/?p=8297
@feel.terroir
かわうちワイナリーのワインには、村外エリアのぶどうを使用した「リベル」シリーズと、川内村にある自社圃場のぶどうを使用した「ヴィラージュ」シリーズがある。
今回は、「ヴィラージュ」シリーズからおすすめの銘柄をひとつ紹介したい。「ヴィラージュ メルロー&カベルネソーヴィニヨン 2022」は、川内村のカベルネ・ソーヴィニヨンの可能性を示した、親しみやすい味わいの赤ワインである。
実は醸造担当の安達さんは、日本でカベルネ・ソーヴィニヨンを育てることの難しさを以前から感じていた。そのため、かわうちワイナリーへの入社当初、白ワインのみを造る方針を提案をしたほどだという。川内村は冷涼な地域のため、収穫時期が遅くなってしまうために生じる問題を懸念していたのだ。だが、そんな懸念は不要だったことがわかった。
「2021年にカベルネ・ソーヴィニヨンを栽培したところ、しっかりと熟した状態で収穫できることがわかりました。想定していたよりも優れた品質のワインができたので、今後さらに期待が持てそうです。2022年ヴィンテージは低温での醸し発酵に挑戦したため、タンニンがまろやかで飲みやすい仕上がりです。旨味がじんわりと伝わる味わいですよ」。

https://terroir.media/?p=8272
@feel.terroir
「世間では20~40代のアルコール離れが進んでいますが、だからこそ若い世代に飲んで欲しいという思いを持ってワインを造っています。そのため、エチケットなどのデザインには特にこだわっています」と、遠藤さん。
特に目を引くのが、カラフルな封蝋だ。蝋は色を自由に変えられるため、エチケットのカラーと合わせた色合いにしたり、ぶどうのイメージを色で表現したりと遊び心が加えられている。
また、かわうちワイナリーのボトル形状は全て、主にフランスのアルザス地方で生産されるワインに用いられる「アルザスボトル」。スリムな形状が特徴だ。

https://terroir.media/?p=8272
@feel.terroir
ワイナリー名に村の名前を冠していることからもわかるように、かわうちワイナリーはワイン造りを通して「川内村」を表現することを目指している。そのため、工業製品的ではなく、ぶどうそのままの味わいをワインにすることを心がけているのだ。
真面目に栽培に取り組んでぶどうを作り、収穫したぶどう自身がなりたいワインを造っていく。余計なものを入れずに、ぶどうそのものを自然に表現できるようなワインにしていく。そんなナチュラル思考のワイン造りが、かわうちワイナリーの基本方針だ。
ワイン造りにおけるこだわりについて、具体的にいくつか紹介しよう。
まず、赤ワイン醸造をする際には、発酵した醪(もろみ)を取り出さず、そのまま漬け込んでおく「アフターマセレーション」という工程をおこなっている。発酵後すぐに次の工程に進むことが多いが、かわうちワイナリーでは発酵後1か月ちかくも醪を漬け込んだままにして、より深みのある味わいを目指している。

https://terroir.media/?p=8272
@feel.terroir
タキザワワイナリーのピノ・ノワールは、「風」「陽」「木立」の3つの畑すべてに植えられている。そのため、畑ごとにそれぞれ仕込んで、3つのキュベでリリースしているのだ。
「畑ごとに個性を持つ味わいを感じていただけるワインです。『風』はエレガントで『陽』は果実味豊か、『木立』はミネラル感があるのが特徴ですよ」。
特に、「陽の畑」のピノ・ノワールは熟成にも耐えられる果実が多いため、長期熟成させてからリリースする予定だ。3つのキュベの飲み比べをするのも楽しいだろう。

https://terroir.media/?p=8233
@feel.terroir
タキザワワイナリーのネゴシアンワインのエチケットには、必ず花が描かれている。ボトルを置くことで食卓に花を飾る代わりになるようとの滝沢氏のこだわりから生まれたデザインだという。
一方、自社栽培のぶどうのみを使ったドメーヌワインのエチケットは、ワイナリーの建物のイラストだ。使用している品種ごとに、異なる色合いのイラストを採用している。例えば、ピノ・ノワールはワインレッド、ソーヴィニヨン・ブランは緑、シャルドネは青。ピノ・ノワールの貴腐菌が付いた実で造った「キュヴェ・ヴァンダンジュ」はオレンジ色である。
タキザワワイナリーが特に力を入れているドメーヌワインの中でも、ピノ・ノワールは世界的な産地と比べても見劣りしないような味わいになっている、と影山さん。

https://terroir.media/?p=8233
@feel.terroir
自社栽培のぶどうがあるにもかかわらず、買いぶどうを使ったネゴシアンタイプのワインも手がけているタキザワワイナリー。これは、創業者の滝沢氏による「ワイン文化を広めるために、テーブルワインの存在をしっかりと確立したい」との思いによってスタートした取り組みだ。
「ドメーヌワインとネゴシアンワインは、どちらも野生酵母や自然乳酸菌を使った発酵をしています。また、無清澄、無濾過で造っているのもこだわりですね。さらに、ネゴシアンワインに関しては、亜硫酸を使わないようにしているのが、ドメーヌとの大きな違いだと言えるでしょう」。
亜硫酸無添加で仕上げたワインは、口当たりが柔らかいという特徴を持つ。そのため、添加すると、ほんの少量でも口当たりが変わるのだ。したがって、気軽に楽しめるテーブルワインとして展開しているネゴシアンワインには、添加しない方針を採用している。

https://terroir.media/?p=8233
@feel.terroir