特集:日本ワイナリーの魅力を伝える

日本のワイナリー、日本ワインのすばらしさを知った私たちが、日本ワイナリーの魅力をお伝えするための応援Webメディア「Terroir.media」を創刊してから、1か月が経ちました。
いつもご愛読いただいているみなさま、ありがとうございます!

現在、日本全国には331場ものワイナリーが存在しており、年々その数は増加しています。
しかし、これだけ多くのワイナリーがあるにもかかわらず、ワイナリーの紹介をメインにしているメディアは多くありません。

そこで、一人でも多くの方に日本の素晴らしいワイナリーを知っていただく一助になりたい。日本ワインの魅力を知ってもらいたい。地域ごとの特色あるワイナリーへの訪問を促せるような情報をお伝えしたい。そんな想いを皆さまにお伝えすべく、このWebメディアはうまれました。

これまで、日本各地のワイナリーの皆様に取材へのご協力をいただき、現在、10ワイナリーのご紹介を掲載させてただきました。
ワイナリー誕生秘話やぶどう栽培のこだわり、ワイン造りに懸ける想いなど、ここでしか聞くことのできない貴重なお話がたくさんあります!
そこで今回は、今までにご紹介させていただいた10ワイナリーの魅力や特徴をまとめましたので、ぜひご覧ください!

「安曇野ワイナリー」

センターハウスの目の前に美しいぶどう畑が広がる安曇野ワイナリー。「安曇野らしいぶどう」を造り「クリアで雑味のないワイン」を目指して常に進化し続けている。

「ワインは家族や楽しい仲間とともに飲んでほしい」と代表の樫山さん。

世界を常に見据えている安曇野ワイナリー。その挑戦の背景にはどのような苦労や努力があるのだろうか。

「サンクゼールワイナリー」

まるで突然フランスにワープしてしまったのではないか、と思ってしまうほど穏やかな世界が目の前に広がるサンクゼールワイナリー。美しいぶどう畑の中で挙げることのできる、欧米でも人気のワイナリーウエディングは特に魅力的。

久世社長が思い描く未来の構想を聞くと、その内容は実現が待ち遠しいものばかり。これからこの丘にどんな新しい世界を見せてくれるのだろうか。

「Le Milieu」

「僕らのワインをきっかけに、ワインの世界に一歩踏み出してほしい」と代表の斎藤さん、塩瀬さんは想いを語る。
2018年に創業したばかりの若いワイナリーではあるが、2人で切磋琢磨し「誰かの大切な1本になれば」という想いをもってワインを造る。

取材では、控えめに語ってくれたお2人だったが、その言葉の裏側には期待と情熱を感じられた。
これからも未来を見て走り続ける2人から目が離せない。

「島根ワイナリー」 

島根の特徴を活かした「ザ・島根」というワインを造りたい。
「まだ取り組み段階ですが、“全集中”で造っています(笑)」とユーモアを交えて話してくれた倉橋さん。
出雲大社のすぐそばに位置しており、観光ワイナリーとしても人気が高い。

一度訪れれば1日中楽しむことができる島根ワイナリー。観光ワイナリーとして発展してきた背景には、様々な努力や苦労があった。

「ホーライサンワイナリー」

ワイン造りの歴史は昭和初期から始まったという、北陸最古のワイナリー。伝統にとらわれず、常に新しいことにチャレンジし、我々を楽しませてくれている。ワインのエチケットとネーミングはとても個性的で、つい手が伸びてしまうものばかり。

 お客様のことを「家族」と呼ぶ、ホーライサンワイナリーを経営する山藤ファミリーの皆さん。一度その温かさに触れたら虜になってしまうこと間違いなし。

「甲斐ワイナリー」

「造ったワインはどんな人にも飲んでほしい」と想いを明かしてくれた風間さん。ぶどうと真摯に向きあって造り上げられたワインからは、風間さんの人柄を感じとることができる。高くて美味しいのは当たり前。

しかし、甲斐ワイナリーのワインは価格が安くてもその完成度は格別なのだ。併設されているカフェでは、甲斐ワイナリーのワインとお料理のマリアージュを楽しむことができる。

「東京ワイナリー」

東京初の都市型ワイナリーである、東京ワイナリー。
「東京の野菜を多くの人に知ってもらいたい」という代表の越後屋さんの想いから立ち上げられた。カフェの運営もされており、東京産の野菜料理とワインを楽しむことができる。

また日本では珍しい、ワインの量り売りをしているのも魅力的。越後屋さんの飾らない人柄に惹かれ、東京ワイナリーには大きな輪が広がっている。

「若尾果樹園・マルサン葡萄酒」

インディーズでの音楽経験を持つ代表の若尾さん。今でもワイン造りの傍らで音楽活動を続けているそうだ。「自分が良いものを作り上げて、それを届ける。

そういう意味ではワイン造りと音楽は離れていないかもしれない」と話してくれたのは印象的である。「ワインだからといってかしこまらずに、テーブルワインとして毎日の食事と楽しんでほしい」。その言葉から、常に自然体でいる若尾さんらしい人柄を感じられた。

「エーデルワイン」

原料となるぶどう。そのほとんどを地元の農家から仕入れているエーデルワイン。「地元農家との結びつきが強みです」と話してくれたのは工場長の藤原さんだ。世界レベルのワインが誕生する裏には、農家との揺るぎない信頼関係があるからこそ。

日本で唯一、ウィーン国際ワインコンクールの“ひとつ星ワイナリー”を3年連続獲得しているエーデルワイン。どのような発展をしてきたのか?

「月山ワイン山ぶどう研究所」

月山ワイン山ぶどう研究所は、国内でも珍しい「山ぶどう」からワインを造っている。また農協が主体のワイナリーという点も珍しい。130軒を超える農協組合員である契約農家をとりまとめ、品質の高いぶどうからワインを生み出す。

「ワインはそんなに難しいものではない」と話してくれたのは、所長の阿部さん。普段はワインを飲まない人にも、“地域の農産物”として楽しんでほしいという。

私たちの知らない魅力的なワイナリーが、日本にはまだまだたくさんあります。
その魅力をお伝えするため、私たちはこれからも日本全国のワイナリーをご紹介していきます!気になったワイナリーには、ぜひ足を運んでみてくださいね。

これからもワイナリー専門Webメディア「Terroir.media」をよろしくお願いいたします。

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