【イベントレポート】「Terroir.awards2023」授賞式・パーティ開催!

皆さま、こんにちは!
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「Terroir.media」は、個性と魅力あふれる日本のワイナリーを紹介するWebメディアです。

日本全国のワイナリーにインタビューして、こだわりのぶどう栽培とワイン造りを徹底取材してお届けしています。まだお読みいただいていない記事がありましたら、ぜひチェックしてくださいね!

さて、「Terroir.media」は、日本のワイナリーを表彰するアワード「Terroir.awards2023」を主催し、2023年3月16日に東京・銀座にて授賞式を開催いたしました。

ちょっと時間も経ってしまいましたが今回は、「Terroir.awards2023」のイベントレポートをお届けしたいと思います!

「Terroir.awards」とは、日本最大級の日本ワイナリー応援メディア「Terroir.media」がこれまでに掲載したワイナリー紹介記事のうち、公式サイトやSNSでの反響が大きかったワイナリーにスポットライトを当てる、日本ワイナリーのための祭典です。

「Terroir.awards2023」へのノミネートは、2022年12月末までに掲載済みの記事と関連する弊社SNSアカウントへの投稿が対象です。

「Terroir.awards2023」の詳細に関しましては、特設サイトをご覧ください。

グランプリと各部門賞にノミネートしたワイナリーを「Terroir.media」が独自の基準で選出し、LINE友達の投票および審査委員の評価を通じて最終的な賞を決定しました。

さっそく、当日の会場の様子を写真とともにご紹介していきましょう。

「Terroir.awards2023」授賞式には、ノミネートワイナリーの皆さまはもちろん、ゲストとして日本ワイン業界に関わりがある活動をしている皆さまや「Terroir.media」のLINE友達を特別にご招待。
さらに「Terroir.awards」の開催に賛同してくださった企業からのご出席者もあわせて、80名を超える方々をお迎えしました。

第1回のアワード開催ということで、どんな会になるのか?どのワイナリーが受賞を勝ち取るのか?といった期待いっぱいでお集まりいただきました。
銀座のラグジュアリーな雰囲気のイベント会場には、正装でお越しいただいた皆さまが華を添えてくださいましたよ!

授賞式は、丸テーブルに着席スタイルでの開催。まずは、審査委員の紹介からスタートです。

審査委員長は「Terroir.awards」を主催する株式会社Henry Monitor 代表取締役CEOの小松隆史、特別審査委員は映画「ウスケボーイズ」「シグナチャー」の監督である柿崎ゆうじさん、審査委員は2018ミスワイン日本大会準グランプリで「日本のいいお酒」ディレクターの宮坂佳奈さんです。

審査委員長を務めた弊社CEO・小松からのご挨拶では、「Terroir.awards2023」開催に込めた思いをお伝えしました。

続いて、いよいよ受賞ワイナリーの発表です。

賞状とトロフィーの授与は特別審査委員の柿崎監督、プレゼンターは日本ワイン業界に関わりがある活動をされているゲストの方々です。

授賞式を開催した当日にも速報でご案内しましたが、グランプリ・各部門賞の受賞ワイナリーを改めてお知らせいたします。受賞されたワイナリーの皆さま、誠におめでとうございます!


Terroir.awards2023 グランプリ:麦と葡萄 牛久醸造場

この度は、「Terroir.awards」の記念すべき第1回目の年に、「グランプリ」という大変光栄な賞をいただき、誠にありがとうございました。

1年前にTerroir.mediaに素敵な記事を書いていただいたのをきっかけに、こちらのアワードにノミネートされた時点で、とても嬉しく思っていました。そして、授賞式に参加させていただき、グランプリ賞で名前が呼ばれたときは、本当にびっくりしました。

各部門で老舗のワイナリー、人気のワイナリーが多数ノミネートされた中で、まだまだ無名の「麦と葡萄 牛久醸造場」がグランプリに選ばれたとは、どういうことだろう?!

審査員の方のトークショーを聴いて、「応援したくなるワイナリー」というひとつの基準に当てはまったのかな、と解釈いたしました。

私たちは2020年に始まった新しいワイナリーではありますが、学生の時から微生物学や発酵学を学び、醸造に興味を持って生きてきて、酒造メーカーでワインやビールを造る仕事をしてきた後に独立しました。念願の自分たちらしいワイン造りを目指していることに、応援をしてくださる方がたくさんいらっしゃるのだと思っています。これからも多くの学びを得ながら、茨城の牛久醸造場ならではのワインを造っていけるよう精進したいと思っています。

【受賞コメント:麦と葡萄 牛久醸造場】

☆Terroir.awards2023 各部門賞

新進気鋭賞:井上ワイナリー

この様なアワードにノミネートしていただけたこと自体、非常に光栄ですが、まさか、新進気鋭賞をいただけるとは想像もしておりませんでした。

2012年に試験栽培を始めてから多くの方々に日本でのワイン造りについて学ばせていただきました。そして私たちは「高知でしかつくれないワインを、高知だからこそ出来る味わい」を目指すという目標を立てました。

これからも高知でのワイン造りを、高知の景色や雰囲気と共に積極的に発信していきますので、高知産ワインと高知でのワイン造りを引き続き応援いただけると幸いです。この度は誠にありがとうございました。

【受賞コメント:井上ワイナリー】

写真いいね:シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー

今回、「Terroir.awards2023」において、シャトー・メルシャン 椀子ワイナリーを「写真いいね」賞に選出いただき、ありがとうございます。

現在、日本の様々な地域でワイナリーが立ち上がり、その土地の風土(テロワール)を反映した特徴あるワインがたくさん生まれています。

多くの方に、多くの日本ワインを知っていただき、そのワインを飲んでいただくことが、ワイナリにとって一番の応援になります。日本ワインに注目し、評価いただけるこのアワードの存在はとてもありがたいと思っています。

シャトー・メルシャンにおいても従来からの勝沼ワイナリーに加え、2018年に桔梗ヶ原ワイナリー、2019年に椀子ワイナリーが出来、今年で3ワイナリー体制となってから5年目を迎え、それぞれのワイナリーで手塩にかけたワインも、広く皆さまにお届けできるようになってきました。

「日本を世界の銘醸地へ」をヴィジョンに掲げ、日本で造られるワインが世界中の皆さんに認知され、その品質を評価していただけるよう、これからも今まで以上に高品質なブドウ栽培及びワイン醸造に努めたいと思います。

シャトー・メルシャンでは、皆さまのお越しを3つのワイナリーで心よりお待ちしています!

また、日本のテロワールから造られた日本ワインの応援をこれからもどうぞよろしくお願いいたします!

【受賞コメント:シャトー・メルシャン椀子ワイナリー】

宿泊いいね賞:NIKI Hills Winery

この度は、私共に素晴らしい賞を与えていただき、心から感謝申し上げます。このような名誉を授けていただけたことは、私共にとって非常に意義深く、これからの活動に大きな励みとなります。

2019年7月にグランドオープンしたばかりのホテルではございますが、日本ワインの需要も高まる中、ワイン愛好家のお客様がホテルにお越しいただける度にご意見をいただき、スタッフ間でよりどうしたらご満足していただけるかを考えてまいりました。

その結果が今回の賞に繋がったと思っております。今後ともこれに満足することなく、ワイナリーとしてワインの品質を上げるのはもちろんのこと、よりお客様に素敵なホテルステイをしていただけるよう精進してまいりたいと思います。

【受賞コメント:NIKI Hills Winery】

社会貢献賞:ココ・ファーム・ワイナリー

今回の賞は、長い間、読み書きや計算が苦手な人たちのワイン造りをお支えくださった皆さまへの賞と心得ております。

葡萄栽培は1万1千年前から、ワイン醸造は8千年前から行われているそうです。今も昔もワイン造りは、微生物や酵母、植物や動物などいろいろな命の自然の営みによって成り立っています。多様な生き物や、土壌や太陽や風雨などテロワールとともにあるワイン造りも、“お飲みくださる皆さま”がいて、はじめて次の秋にワインを仕込むことができます。

おかげさまで、今年は葡萄畑開墾60年、ワイン造り40年、ビン内二次醗酵のスパークリングワイン造りは30周年を迎えることができます。 ワインショップやお酒屋さん、レストランや飲食店の方々、ソムリエの方々、そして年ごとのワインを楽しんでくださる皆さまに心から御礼申し上げます。これからもどうぞ末永くよろしくお願いいたします。

こころみ学園、ココ・ファーム・ワイナリー一同

【受賞コメント:ココ・ファーム・ワイナリー】

Terroir.awards2023 特別賞:メルシャン株式会社 安蔵光弘氏

「Terroir.awards2023」において、このような賞をいただき、たいへん光栄です。

多くの方が、日本ワインに注目していただいています。日本全国の特徴のあるテロワールから、日本ならではの味わいのワインが産まれています。この10年ほどで飛躍的にワイナリーの数が増え、醸造用のブドウ畑も広がっています。

ワイナリーにとっては、日本ワインを知っていただくことと、飲んでいただくことが一番の応援になります。そのためにも、このアワードの存在はとてもありがたいです。

我々シャトー・メルシャンのスローガン「日本を世界の銘醸地に」が目指すことは、現時点では「日本ワインを世界中に販売しよう」ということではなく、日本がワインの生産国として世界中から認知され、その品質を世界の人たちに知っていただくことです。これは、日本中のワイナリーが品質向上の意識を持ち、一致団結することで実現できることです。

日本のテロワールから造られた日本ワインを、これからもよろしくお願いします!

【受賞コメント:メルシャン株式会社 安蔵光弘氏】

授賞式の途中では、グランプリの発表前に「ブレイクタイム」をはさみ、審査委員によるトークがおこなわれました。
「Terroir.awards2023」の審査に関する裏話や、柿崎監督からは映画「シグナチャー」に関するエピソードも。

笑顔と拍手があふれる、あたたかく荘厳な雰囲気の中でおこなわれた授賞式は、「日本ワイン」をとおして繋がった、造り手や飲み手、関係者の方たちが集う幸せな空間となりました。

同じテーブルに着席された方同士での交流も盛んにおこなわれたようです。参加者からは、新たな出会いの場となったという、うれしい声もいただきました!

さて、授賞式のあとは立食形式でのパーティーです。

乾杯の音頭は、スペシャルゲスト、オペラ歌手の辰巳真理恵さん。映画「シグナチャー」の主題歌である「大地のしずく」をアカペラで披露していただき、乾杯!

パーティーには、辰巳真理恵さんのお父様の辰巳琢郎さんにもお越しいただきました。

パーティーでお食事と共に登場したのは、なんと「Terroir.awards2023」のノミネートワイナリーの皆さまにお持ちいただいた自慢のワインたち。
日本全国のワイナリーで造られた素晴らしいラインナップのワインがずらりと並ぶ様子は、なんとも贅沢!ワイナリーの皆さまから直接説明を聞きながらワインを味わえる、貴重な場となりました。

また、今回参加いただいたワイナリーの皆様からスピーチをご依頼しました。皆さま、素敵なスピーチをありがとうございました!

そして、パーティーの終盤には、スペシャルなトークショーも開催。登壇いただいたのは、柿崎監督の映画「シグナチャー」にゆかりのある方々です。

左から「女優・竹島由夏・安蔵正子・安蔵光弘・柿崎監督」(敬称略)

柿崎監督、映画の主人公であるシャトー・メルシャン エグゼクティブ・ワインメーカーの安蔵光弘さん、安蔵さんの奥様でワイナリー「Cave an」代表の安蔵正子さん、映画「シグナチャー」にご出演の女優・竹島由夏さんにお話いただきました。

映画「シグナチャー」にも登場したシャトー・メルシャン「桔梗ヶ原メルロー シグナチャー」。
トークショーの中で、このワインにまつわる柿崎監督と安蔵さんの驚きのエピソードが飛び出したときには、会場の皆さまからも驚きの声が。1本のワインの背景には、醸造家をはじめとした、たくさんの方の存在があることが感じられるとても素敵なお話でした!


記念すべき第1回開催となった「Terroir.awards2023」は、おかげさまで大盛会のうちに終了いたしました。

最後に、審査委員長からのコメントをご紹介いたします。

2020年6月にHenryMonitor社を設立し、磁界式センサーを利用した金属や土壌成分のセンシング技術の開発をしてきました。その事業の中で、ワイナリーの方々に土壌の分析にご協力いただいております。

この度の「Terroir.awards2023」は、ワイナリーの方々に弊社の想いや活動について直接お伝えし、新たな繋がりや活動の存在を知って頂くきっかけとなった素晴らしい機会となりました。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

今後とも、HenryMonitor社ならびに「Terroir.media」をどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社Henry Monitor 代表取締役CEO 小松隆史

「Terroir.awards」は、日本ワインを愛する飲み手の皆さまが、「Terroir.media」のSNSにいいねをする、LINE友達になって投票するといったアクションで、お気に入りの日本ワイナリーを応援できる画期的な企画です。

「Terroir.media」は平素より、100年以上の歴史を持つ老舗ワイナリーから、設立まもない新しいワイナリーまで、さまざまなワイナリーにインタビューをおこなってご紹介記事として掲載しています。

そのため、「Terroir.media」のご紹介記事からノミネートワイナリーを決め、読者の皆様の投票などをもとに受賞ワイナリーを決定した「Terroir.awards2023」では、日本各地のさまざまなワイナリーがノミネートされたのが特徴です。

ノミネートワイナリーの皆さまからは、「はげみになる」「これからもよいワインを造ることを目指して頑張りたい」とのお声をたくさんいただきました。

「Terroir.media」の取り組みにご賛同いただいた読者の皆さまをはじめとして、ご出席いただいたワイナリーの皆さま、関係者の皆さまのお力で、「Terroir.awards2023」は素晴らしい会となりました。本当にありがとうございました!

来年度も「Terroir.awards」を開催予定ですので、今後のお知らせをお待ちくださいね。

「Terroir.media」は、私たちが住む日本で造られる日本ワインのよさと美味しさを、もっとたくさんの人に伝えられるよう、日本ワインが文化として定着するために「Terroir.media」を通して貢献していきたいと考えています。

「Terroir.media」では、引き続き日本のワイナリーの魅力をお届けできる企画を発信して参ります。これからも、「Terroir.media」のコンテンツをどうぞお楽しみください!


ぜひ「Terroir.media」の読者の皆さまにも、LINE友達になって来年の「Terroir.awards」にふるってご参加いただければと思います。

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