シャンモリワイナリー(盛田甲州ワイナリー)の起源は、1881年、盛田家の11代目 盛田久左衛門さんが、愛知県小鈴谷村にて醸造用ぶどうの栽培を開始したことに始まる。
しかし1885年、当時世界的に猛威を振るっていた「フィロキセラ(ぶどう根アブラムシ)」によりぶどう畑が壊滅状態に。
これを機に一度はワイン事業から撤退をした盛田甲州ワイナリーだが、14代目の盛田和昭さんが会社を引き継ぐと、ワイン造りへの再挑戦を決意。
1973年に山梨県勝沼市にワイナリーを設立し、現在の「シャンモリワイナリー」となった。
酒や味噌、醤油などの醸造業を営んできたからこその技術と経験で、世界でも認められるワインを造りだしているシャンモリワイナリーに足を運んでみた。
▶セルフでのワイナリー見学!
シャンモリワイナリーさんの特徴は、なんといっても赤い屋根と時計が目印の大きな建物。
到着前からその存在の大きさを感じさせてくれます。
売店に到着したら、まずは入り口で受付。
受付用紙に「今日は何を目的に来たのか?」をチェックする欄がありますので、それに記入をして入店します。
私は、ワイナリー見学・試飲・売店にチェック。(全部です(笑))
まずは見学から、ということで、専用の地図をいただいてワイナリー見学をさせていただきました!(見学は無料)
まず、最初の部屋ではシャンモリワイナリーさんの歴史やワインの紹介動画を見ることができます。
動画で丁寧に教えてくださるので、とても分かりやすく勉強になりますよ。
また、ソムリエの方によるワインの紹介動画もありました。
見ているだけでそのワインが飲みたくなるような解説はさすが!
15分程度の短い動画ですので、飽きることなくあっという間に見終わります。
また、同室の壁にはシャンモリワイナリーさんで栽培されているぶどうの紹介パネルが!
丁寧な解説が書かれていますので、ぶどうの知識があまり無くてもスッと入ってきます。
動画を見た後は、順路に沿って進んでいきます。
まずは、樽貯蔵庫の様子を見学。
樽貯蔵庫の中には100樽のワインが眠っているそうですよ。
残念ながら、中の様子を貯蔵庫内に入って見ることはできません。
しかし、建物の窓からであれば中の様子を覗くことができるので覗いてみると…。
すぐそこには樽がズラリ!と、きれいに並んでいました。
奥におくに…、上へうえへ…、と並べられた樽。
ここで眠っているワインは、いつ飲むことができるのでしょうか…。
私たちの手元に届くのが今から楽しみですね。
さて、こちらの見学コースの入り口から中へ進んでいくと、工場の様子を見ることができます。
長い廊下の両脇は生産ライン。様々な機械が並んでいます。
それぞれの機械には説明のパネルが設置されているので、何に使う機械なのか、どのように使われているのかを知ることができます。
「これはなんだろう?」と思ったら是非パネルを見てみてください。
平日はこちらのラインも稼働しているようですが、休日は停止しているようです。
実際に動いているところも是非見学してみたいですね。
▶見学の後は…
ワイナリー見学のゴールは、最初に受付をした売店。
見学をしながらぐるっと1周まわって戻ってくる仕組みですね。ちょっと面白い工夫です。
ということで、見学の後は試飲をさせていただきました!
まずは売店で試飲チケットを購入。1セット5枚綴(550円)です。
試飲するワインによって必要なチケットが1枚だったり2枚だったり。ワインのお値段によって変わっているみたいです。
この日は15種類のワインの中から選ぶことができました。
こちらはその一部。
おすすめワインということでどれもとても気になりましたが、私はこの中から3種類を試飲。
『シャンモリ 山梨 内田農園産 甲州 2019』
『シャンモリ 山梨 穂坂町産 マスカット・ベリーA 2018』
『グラン・シャンモリ 2018 ルージュ アッサンブラージュ【バランス】』
どのワインも美味しくいただきましたが、中でも私が気に入ったのは『シャンモリ 山梨 穂坂町産 マスカット・ベリーA 2018』。
迷わず購入しました。
ちなみに、試飲をしてワインを購入すると試飲チケット分を割引してくれます♪
是非お好みのワインを見つけてみてくださいね。
▶敷地内にはレストランも
シャンモリワイナリーさんの敷地内には、ワイナリー併設のレストラン「レストラン シャンモリ」があります。
山梨県の地元食材を使った、ワインに合うお料理を楽しむことができるそうです。
ワイナリーで楽しんだ後に、レストランで美味しい料理とワインのマリアージュを楽しむのもいいですね。
私も次回来た際には、是非レストランに伺ってみます!
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今回訪問したワイナリー
山梨県勝沼市にあるシャンモリワイナリー(盛田甲州ワイナリー)