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日本には数多くのワイナリーがあり、美味しい日本ワインが生産されています。日本ワインに興味がわき、次の休暇にはワイナリー訪問をしてみたいと考えている人も多いはず。
しかし、行き先のワイナリーを選ぶのはなかなか難しいですよね。
休日にワイナリーに訪問する前に、ワイナリーのバーチャルツアーを視聴して行き先を決めるのはいかがでしょうか。ワインやワイナリーとの出会いは一期一会。お気に入りのワイナリー探しには、バーチャルツアーを活用してみましょう。
「Terroir.media」がおすすめする、ワイナリーのバーチャルツアーを紹介する企画の第8回をお送りします。前回までの記事をまだ読んでいない方は、あわせてチェックしてみてください。
さて今回は、「中伊豆ワイナリーヒルズ」のバーチャルツアー紹介の続編です。「中伊豆ワイナリーヒルズ」は、静岡県伊豆市にあるワイナリー。ワイナリーにレストランやホテル、牧場などを併設した、さまざまな体験ができる総合リゾート施設です。
中伊豆ワイナリーヒルズの公式YouTubeページでシリーズ化されている「ワイン造りを追跡!シリーズ」のうち、「③ワインの瓶詰め工程を見学してきた!」を視聴しました。
「Terroir.media」では、中伊豆ワイナリーヒルズにあるワイナリー、「伊豆ワイナリーシャトーT.S」の紹介記事を掲載しています。バーチャルツアーとともに紹介記事もご覧いただくと、中伊豆ワイナリーヒルズの魅力をもっと詳しく知ることができますよ。
それではさっそく、バーチャルツアーを視聴してみましょう。
ツアーはまず、醸造所の中をぐるりを見渡す映像からはじまります。広い醸造所内には、たくさんの醸造機械が所せましと並んでいます。しかし、それぞれが何をするために使われるのか?素人目にはわからないものもたくさん。
できることなら、すべての機械についての説明をくわしく受けてみたいものです。工場見学って、大人になってからの方がワクワク感が大きい気がするのは私だけでしょうか?
この日は1600本のワインを瓶詰めしていくのだとか。奥のスペースでは、大型の機械がすでに稼働しています。
ワインを充填する前の空瓶は、3段階のフィルターを通した水で洗浄するそう。衛生面でのこだわりがわかり、品質への安心感がアップします。洗浄後の瓶には、瓶内の酸素を押し出し、ワインの酸化を防ぐために窒素ガスが入れられます。
ただ単に空瓶にワインを瓶に入れるだけが「瓶詰め」の工程ではないんですね。実際に各作業が行われている工程を映像で見ながら醸造担当の方の説明を聞くことができるので、作業内容がしっかりと理解できますよ。
続いて、瓶にワインが充填されます。重力でワインが自然に落ちる「グラビティノズル」を使用する方式を採用しているので、ワインの品質を保ったまま充填ができるそう。ここでも品質へのこだわりが伝わってきます。
金属製のスクリューキャップがつけられる工程では、日本ワインの特徴やスクリューキャップを採用している理由の詳しい説明が受けられます。スクリューキャップのメリットについても知ることができますよ。
そして、すべての瓶を1本ずつ人の目で検瓶。これは、異物混入や瓶の破損を発見するためだそう。瓶詰め自体は機械で行いますが、要所要所に人手は必要。大規模ワイナリーなので手作業は少ない印象ですが、それでもすべてがオートメーション化されているわけではないんですね。
通常はこの後エチケット(ラベル)を貼り付けていくところ、今回のワインは瓶詰め後に、さらに3〜6か月ほど瓶熟成が行われるのだとか。出荷されるまでにもっと美味しくなる、ワインの味が楽しみです。
動画の最後に、醸造担当の方への質問コーナーがあります。「検瓶作業って大変ですよね?」との質問に対して、「ふわーっと上がってくる瓶の中の泡を見ていると…眠くなる」とのなんとも正直すぎるご意見。つい声を出して笑ってしまいました。
ワイン醸造へのこだわりとともに、ワイナリーで働く人のちょっとした本音も垣間見ることができ、ワイナリーをより身近に感じられる素敵なバーチャルツアーでした。
次回は、中伊豆ワイナリーヒルズの同じシリーズのバーチャルツアー、「ぶどうの糖度分析を見学」「ワインの蔵出し工程」編を紹介しますのでお楽しみに!
この記事を読んで中伊豆ワイナリーヒルズのバーチャルツアーに興味を持った方は、ぜひ動画を視聴してみてください。
この記事で紹介したワイナリーの基本情報です。
ワイナリー名:中伊豆ワイナリーヒルズ