長野県塩尻市といえば、長野県のワイン発祥の地であり、品質の高いワインの産地として知られています。
塩尻市内には、桔梗ヶ原を中心に多くのワイナリーがあり、ワイナリー巡りをすることも可能です。
そんな塩尻市では、駅構内で栽培されたぶどうを使ったワイン造りや、JA塩尻市が造るワイン販売など、全国でも数少ない珍しい取り組みをされています。
「駅の構内でぶどう栽培?」、「JAなのに直営のワイン工場があるの?」と、気になるポイントは盛りだくさん。
この日は、特に気になっていた2か所へ行ってきましたのでレポートします!
▶日本で唯一の取り組み、JR塩尻駅構内で栽培されるぶどう
まず最初に訪れたのは「JR塩尻駅」。
長野県の中心に位置するこの駅では、全国で唯一、駅構内のプラットホーム上でワイン用のぶどう栽培をしているんだそうですが…。
そんなこと本当にあるんでしょうか?
半信半疑で駅へ向かうとそこには…。
なんと!駅の中で本当にぶどうが栽培されていました‼
これには本当に驚きました。
駅の中には入らなかったため、ホームの外側からの様子になりますが、よく見ると駅看板がぶどうの名前になっていてとってもユニークですね♪
ここでは、駅看板にも書いてあるように「メルロー」と「ナイアガラ」が栽培されていますが、こちらのぶどうはなんと1988年にワイン用ぶどうのPRのために植えられたそうです!
30年以上も前に植えられていたとは!衝撃です。
長野県にずっと住んでいますが、初めて知りました…。(すみません)
また、栽培されたぶどうで造ったワインも数量限定で販売されています。
2020年に120本限定で販売された「塩尻駅メルロ」は即完売。
2021年にリリースされるワインも、入手困難な1本になりそうですね…。
是非興味のある方はチェックしてみてください。
また、駅構内だけではなく、駅の西口でもブドウが栽培されていましたよ。
お天気の良い日だったので、空の青色と緑がとてもきれいですね。
こちらのぶどうは「マスカット・ベーリーA」。
駅前の道路にずらっと並ぶぶどうは、一瞬駅にいることを忘れてしまうような光景でした。
たわわに実るぶどうがとても美味しそう!
ほのかにぶどうの良い香りもしましたよ~♪
このぶどうも収穫後はワインとして販売される予定なんだそうです。
また、昨年収穫したマスカット・ベーリーAで造られたワインが、2021年の9月から販売されています。
300本限定のワインとなっているようですので、気になる方はお早めに!
▶JA塩尻市ワイナリーで造られるワイン
塩尻駅から徒歩20分。住宅街を約1.5㎞歩いた先にあるのが、JA塩尻市ワイナリーです。
JA塩尻市ワイナリーは1956年に誕生。塩尻産のぶどうのみを使用し、ワイン醸造から販売までを行っている全国でも珍しいJAです。
私も初めて聞いた際には、JAがワイン造りを行っているということに本当に驚きました。
ワイナリー自体は一般公開していないためその様子を見ることはできませんが、ワイナリー近くの「新鮮市場ききょう」という直売所でワインを購入することができます。
ということで、直売所へ実際に行ってみるとたくさんのワインが販売されていました!
お値段もとても手頃で手に取りやすいですね♪
写真に写っているのは「桔梗の里シリーズ」。
ナイアガラとコンコードのワインです。
白は甘口と辛口が用意されているのが嬉しいポイントです。
また、竜眼を使ったワインも販売されていました。
竜眼は個人的にとても好きな品種なので…。気になります。
どのワインも瓶越しに見ましたが、どれも色がとてもきれいでした!
特にロゼはとってもきれいな色♪
グラスに注ぐとより美しい色なんだろうな…と想像してしまいます。
通常であれば、この場での試飲も可能とのこと。
是非試飲をして、お気に入りの1本を見つけてみてくださいね!
また、この直売所ではJA塩尻市ワイナリーのワインだけでなく、他社さんのワインや、ジュースも販売されています!
もちろん農産物も販売されていますので、四季折々のお野菜や果物と共にチェックしてみてください♪
今回は、塩尻市にあるワイナリーの中でも特に全国的に珍しい取り組みをしている2軒を訪れてみました。
ワイナリーの形は自分が思い描いているもの以外にもたくさんあるんだな…とこの日改めて実感しました。
また今後も珍しいワイナリーを見つけた際にはレポートしていきたいと思いますので、楽しみにしていてくださいね♪
それではまた!
今回訪問したワイナリー
長野県塩尻市にあるJR塩尻駅、JA塩尻市ワイナリー