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日本ワインに興味がわいて、自分もワイナリーに行ってみたいと思っている人は多いはず。そんなとき、気軽にワイナリー訪問体験ができるのが、オンラインバーチャルツアーのメリットです。
近くにワイナリーがない場合でも、自宅にいながらにしてワイナリーの魅力が堪能できるのがうれしいですね。
「Terroir.media」がおすすめする、ワイナリーのバーチャルツアーを紹介する企画。今回は第7回をお送りします。前回までの記事をまだ読んでいない方は、ぜひあわせてチェックしてみてください。
さて今回は、「中伊豆ワイナリーヒルズ」のバーチャルツアーの紹介です。
静岡県伊豆市にある「中伊豆ワイナリーヒルズ」は、ワイナリーにホテルや牧場が併設され、さまざまな体験ができるワイナリーリゾートです。
中伊豆ワイナリーヒルズの公式YouTubeページでシリーズ化されている「ワイン造りを追跡！シリーズ」のうち、「①ワインぶどう収穫」と「②ワインの濾過（ろか）工程を見学してきた！」を視聴しました。
①ワインぶどう収穫
②ワインの濾過（ろか）工程を見学
「Terroir.media」では、中伊豆ワイナリーヒルズにあるワイナリー、「伊豆ワイナリーシャトーT.S」の紹介記事を掲載しています。
バーチャルツアーとともに紹介記事もご覧いただくと、中伊豆ワイナリーヒルズの魅力をもっと詳しく知ることができますよ。
それではさっそく、バーチャルツアーを視聴してみましょう。
まずは「①ワインぶどう収穫」から。
バーチャルツアーは、メルローの収穫シーンから始まります。収穫の日を迎えたメルローの房は、しっかりと色づいてたわわに実っています。
メルローを摘み取りながら、種の熟し方を見極めるコツと、種がワインの味わいにどのように影響するのかの解説も。ナッツのような香ばしい風味とタンニンは、熟した種に由来する味わいでもあるのだとか。
収穫の際には、育ちきっていない粒や状態のよくない粒を取り外していくんですね。房を樹から切り取るだけではないので、収穫は意外と時間のかかる作業だなと感じました。
粒に病気が出た場合の対処の仕方についての説明もあるので、これからワイン用ぶどうを作ってみたい人の参考にもなる内容です。
さらにぶどうの収穫は続きます。ぶどうの成熟に天候がどんな影響を与えたかの説明を聞くと、ぶどう栽培がいかに自然の影響を受けるかがひしひしと感じられます。ぶどうから造られるワインは、まさに自然の恵みの結晶なんですね。
映像の最後は、収穫を終えすっきりとしたぶどうの樹。カゴいっぱいに収穫されたぶどうを使って、仕込み作業がはじまります。
それでは続いて、「②ワインの濾過（ろか）工程を見学してきた！」のツアーに移りましょう。ワインの醸造過程で行われる「濾過」工程にスポットを当てた動画です。
大型の醸造タンクがずらりと並ぶ醸造所の中。スタッフのかたが、慣れた手つきで濾過機に濾過フィルターをセットしていきます。この日はなんと3500ℓのワインを濾過するのだとか。ワインボトル約4800本に相当する量です。
ちなみに、澱（おり）を取り除く作業はすでに終了。今回は濾紙の粗さを変えて、もっと細かい菌体を取り除きます。
醸造工程に「濾過」という作業があるのは知っていましたが、実際に作業の様子を見ると、理解がより深まります。ぶどうの品種やワインの種類によっても、濾過の仕方が変わるのだとか。醸造担当者の腕の見せどころですね。
濾過の準備が整うと、ワインをタンクから濾過機のフィルターに流します。グラスにワインを注いて、濾過の状況を確認。濾過後のワインは、濁りが抜けて液体にツヤが出るそうです。
また一歩、完成に近づいたワインは、もうすでに美味しそう。
タンクに再び入れられたワインは、さらに熟成の時を経てから、瓶詰めを迎えます。その様子は次回、「③ワインの瓶詰め工程を見学してきた！」で紹介しますのでお楽しみに！
この記事を読んで中伊豆ワイナリーヒルズのバーチャルツアーに興味を持った方は、ぜひ動画を視聴してみてください。
この記事で紹介したワイナリーの基本情報です。
ワイナリー名：中伊豆ワイナリーヒルズ
