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「Terroir.media」がおすすめするワイナリーのバーチャルツアーを紹介する企画の第11回をお送りします。前回までのバーチャルツアーに関する記事をまだ読んでいない方は、チェックしてみてください。
第11回は、「ココ・ファーム・ワイナリー」のワインのビン詰め工程のバーチャルツアーを紹介します。栃木県足利市にあるココ・ファーム・ワイナリーは、福祉施設との連携プレーで、高品質なぶどうから極上のワインを作造るワイナリーです。
「Terroir.media」では、ココ・ファーム・ワイナリーの紹介記事も掲載しています。動画とともに記事もご覧いただくと、ココ・ファーム・ワイナリーの魅力により深く触れることができますよ。
「Terroir.media」のバーチャルツアー企画では以前、「中伊豆ワイナリーヒルズ」のビン詰め工程紹介の動画を紹介しました。
ワイナリーごとに同じビン詰めでも作業内容などに違いがあるのかどうかが気になったので、ココ・ファーム・ワイナリーでのワインのビン詰め工程の動画も視聴してみることに。
中伊豆ワイナリーヒルズのビン詰め工程に関する記事も、ぜひあわせてご覧ください。
それではさっそく、ココ・ファーム・ワイナリー「COCOだけの話 ちょCOっと!「突撃!ビン詰め最前線」を視聴してみましょう。
まずはココ・ファーム・ワイナリー取締役の池上さんが登場。動画のナビゲーターを努めてくださいます。
ココ・ファーム・ワイナリーの公式チャンネルの視聴者の方からのリクエストに応えて、ビン詰め工程の紹介をすることにしたそう。視聴者の声を取り上げてくれる点に好感が持てますね。
ユニークなネーミングのワインが多いココ・ファーム・ワイナリー。
動画内で瓶詰めされるのは、「月を待つ」という名前のワインだとか。ちなみに、2020年ヴィンテージの「月を待つ」は、セミドライタイプの白ワイン。
ケルナー品種がメインで、ソーヴィニヨン・ブランとゲヴェルツトラミネールがブレンドされています。どんなお味なのか気になるところ。
ツアーで最初に案内されたのは、資材置き場。山のように積まれた段ボールやビンが置かれ、瓶詰めされたワインを運搬するフォークリフトも走り回る、広いスペースです。
ココ・ファーム・ワイナリーのワイン造りにたずさわる、福祉施設「こころみ学園」の園生たちが手際よく段ボールを組み立てて下準備を進めます。
「月を待つ」のボトルは、ドイツワインに使われる「モーゼル」タイプの細身ボトル。ベルトコンベアに並べて置かれたボトルが、瓶詰め専用に区切られたスペースのビン詰め室にどんどん吸い込まれていきます。
はじめに「リンサー」と呼ばれるビンの洗浄機でビンを洗浄・乾燥します。続いて「フィラー」というワインの充填機でワインを入れ、コルクの打栓機でコルクを入れたらビン詰め自体は完了。
専用の機械が活躍し、あっという間の作業でした。
ワインのビンがスムーズに流れて次々と作業が進む一連の工程を見ながら、ふと、この光景は何かに似ていると感じました。
しばらく考えて気づいたのは、テーマパークの室内アトラクション。進むたびにどんどん新しい仕掛けが出てきてワクワクするような感覚が同じだったのです。
しかし、実はここからが大変なところ。一部に機械での作業は入りますが、キャップシールをかぶせ、目視でビン内の遺物を確認するのは人。
また、ビンを箱詰めして運び、パレットの上においた箱が崩れないようにラッピングするのもすべて人手です。ココ・ファーム・ワイナリーでは、「こころみ学園」の園生たちが大活躍。
ワインをセラーでビン熟成させるときには、コルクが乾かないように箱を逆さまにして保管するそうですよ。
熟成してさらに美味しくなったワイン「月を待つ」を、ぜひ味わってみたいですね。
ビン詰めの工程で、さまざまな工夫をして作業をしていることがよくわかるバーチャルツアーでした。
この記事を読んでココ・ファーム・ワイナリーのバーチャルツアーに興味を持った方は、ぜひ動画を視聴してみてください。
「Terroir.media」では、今後もおすすめのワイナリーバーチャルツアーを紹介していきますのでお楽しみに!
この記事で紹介したワイナリーの基本情報です。
ワイナリー名:ココ・ファーム・ワイナリー